私たちは社会人になるまでに、学校で膨大な時間の授業を受けてきています。不特定多数の、まだ知識が備わっていない生徒に教えるというこの授業こそ、私たちにとって最も身近なプレゼンテーションといえるでしょう。
では、どんな授業がわかりにくく、どんな授業がわかりやすかったでしょうか?
1つに、教科書をそのまま読むような授業。あれほど退屈でわかりにくい授業はなかったと思います。わかりやすいと感じる授業は、教師が自分の体験や考えを交えて、自分で語る授業ではなかったでしょうか?
プレゼンも同じで、どんなに練習して原稿を正確に読んだところで、それがどんなに模範的な内容であったとしても、聞いている人の興味をひくことはできません。
専門分野であればあるほど、ついつい専門用語や過剰な理論で武装したくなりますが、原稿ではなく、自分の言葉で自分が理解していることを語る。このことが良いプレゼンをする1つのポイントなのです。
ですから、いっそ原稿を作らず、ポイントポイントでこういう話をしようと決めておくくらいのほうがいいかもしれません。
常識といえば常識ですが、人に言葉を伝える時、「大きな声」で話すのは大事なことです。
ですが実のところ、それは今までの習慣が大きいことなので改善は難しいです。しかしよく考えてみると、大きな声で話さないということは、他人に話を聞いてもらう時に迷惑をかけるということで、自分が困るだけではありません。
ですから、学校ならともかく、社会では声の小さい人は社会性がないとすらみられてしまう可能性もあります。
大きな声で話すこと。この訓練を普段からしておいて、損はないでしょう。また、声を出し、他人に伝わることも多くなれば、自然と自信もついていくものです。